盗聴器を無料で発見する方法から、本格的な盗聴器の調べ方を解説
個人情報の流出が問題になったり、情報の価値が高くなった現代で、情報の取り扱いは慎重になってきています。
そんな中で昔から存在する危険として盗聴があります。
盗聴器を自宅や会社に仕掛けられ、プライベートな情報を他者に知られていたり、会社の極秘情報を競合他社に盗まれてしまうという危険は少なからずあります。
この盗聴の危険を防ぐためには、仕掛けられた盗聴器を見つけなくてはなりません。
その盗聴器の発見方法について、コスト別にどんな盗聴器の発見方法があるのかを解説したいと思います。
コスト0円の盗聴器の発見方法
盗聴器の発見方法で、誰でも試すことができるコスト0円の方法があります。
その方法というのが「目視で探す」です。
自分の目で盗聴器が仕掛けられている可能性が高い場所を重点的に探して、盗聴器本体を見つけたり、なにか違和感を感じる場所がないか確かめます。
どんな場所に盗聴器が仕掛けられるかというと、まずはコンセント周りを調べるといいでしょう。
- コンセントに見慣れないコンセントタップが挿さっていないか
- 家電製品の周辺に見慣れないACアダプタがないか
など、コンセント周辺を調べて違和感がないか確かめましょう。
また、自宅や会社のオフィスの中で最近変化したことが無いか調べることで、盗聴器を発見できる可能性があります。
- 新しい家具や家電を購入した
- 知人からプレゼントを貰った
- 友達の忘れ物がある
- 家(オフィス)のインテリアに変化はないか
など、自宅やオフィスで違和感を感じる場所がないか調べ、そこに盗聴器が仕掛けられていないか確かめます。
これらは目視で調べることができるので、コストはかかりません。盗聴器の発見方法として一番簡単な方法です。
ただし、目視で盗聴器を発見する方法は簡単ですが正確性は低い方法です。
目視は見落としをする危険も高く、盗聴器を見逃してしまうケースがあります。
コスト1000円〜の盗聴器の発見方法
コスト安めで盗聴器を発見したいという方は、ラジオを使って盗聴器を発見する方法もあります。
盗聴器の多くは電波を発信するタイプです。盗聴器から発信される電波を受信して、他人のプライベートや企業の機密情報を盗みます。
この電波を傍受することで、盗聴器が仕掛けられていないか調べることができます。
ラジオは電波を受信する機器として最も低コストの機械です。ネット通販などでも1000円前後で購入することができます。
ラジオを使った盗聴器の発見方法ですが、盗聴器が仕掛けられていないか調べたい部屋で音楽を流した状態にします。
その状態でFMラジオの周波数のチャンネルを順番に回していき、部屋で流れている音楽がラジオから聞こえてくるチャンネルがないか調べます。
また、ラジオから音楽は聞こえてこないが、ハウリングが強くなるチャンネルがあれば、なんらかの電波を発信する機器が近くにある可能性があります。
このようにラジオを使い盗聴器を発見することもできますが、この方法で発見できる盗聴器はかなり少なく、多くの盗聴器が発見できません。
また、FMラジオの周波数を使う盗聴器は一部のマニアなどの専門知識を持つ者でないと使われないということもあり、ラジオを使った盗聴器の発見方法の正確性は低いといえます。
コスト5000円〜の盗聴器の発見方法
盗聴器の発見方法で、ある程度のコストがかかり、盗聴器を発見できる可能性が高くなる方法があります。
その発見方法というのが、盗聴器発見器を使う方法です。
盗聴器発見器はネット通販で購入することができます。盗聴器発見器の価格は様々ですが、だいたい5000円以上の機種ならある程度の実用性が見込めます。
盗聴器発見器を使った盗聴器の発見方法は、先のラジオを使った盗聴器の発見方法と同じように、盗聴器が仕掛けられていないか調べたい場所で音楽を流し、周波数のチャンネルを変えながら盗聴器発見器から音楽が聞こえてこないか調べます。
また、盗聴器発見器の多くは盗聴によく使われる周波数があらかじめインプットされている機種が多く、使い方も簡単なので、初心者の盗聴器の発見方法としてハードルが低いです。
ただし、この盗聴器発見器を使った発見方法は、より性能の高い盗聴器発見器を使おうとするとコストが高くなります。
また、高性能な盗聴器発見器は操作も難しくなるので、初心者にはハードルが高くなりますので注意が必要です。
コスト20000円〜の盗聴器の発見方法
コストは高くなりますが、もっとも盗聴器の発見できる可能性が高い方法が、盗聴器発見業者に調査を依頼する方法です。
盗聴器発見業者は沢山ありますが、1Rマンションで20uの広さの部屋を調べてもらったとして、平均で2万円〜3万円ほどになります。
この金額は、盗聴器発見調査を行う場所が広くなれば金額も高くなります。
そのため、家屋1件、ビル一棟や1フロアすべてを調査する場合は盗聴器発見調査の金額が10万円を超えるケースもあります。
また、盗聴器発見業者の選び方として、金額だけを見るのではなく盗聴器発見業者がどのような機材を使って調査を行うのか、機材の質にも注意する必要があります。
コストは高くなってしまいますが、盗聴器を発見できる可能性は十分あります。
自分で目視や盗聴器発見器を使って調査をして不安が残るのなら、盗聴器発見業者に依頼をして徹底的に調べてもらうのも一つの方法ではないでしょうか。