住宅対象侵入窃盗に効果的な防犯対策|盗聴から身を守るために
これは、多くの人々が盗聴器の存在に気付かないまま生活していることを意味します。
自分の生活が誰かに監視されているというのはなんとも気味の悪いものですが、それらの盗聴器はどのように設置されるのでしょうか。
実は、盗聴器は住居侵入によって仕掛けられることがあります。
盗聴器の被害に遭わないためには、自宅の防犯対策を施すことが極めて重要です。
「空き巣被害に遭ったのに、何も盗まれなかった」
このようなケースは、盗聴器を仕掛けられている可能性が非常に高いです。1回目の侵入で盗聴器を仕掛けて家主の行動を監視し、侵入の最適なタイミングを探って2回目の盗みに入るという空き巣犯の手口です。
参考:侵入窃盗の発生場所別認知件数−警察庁
では、具体的にはどのような住宅対象侵入窃盗があり、どのような防犯対策が有効なのでしょうか。以下で詳しく解説します。
住宅対象侵入窃盗の種類を紹介
「空き巣」は、留守中の家に侵入して、家人を接触せずに金品や貴重品を盗取することを言い、全体の約3分の2を占めています。
「忍び込み」は家人が就寝中の家屋に侵入する行為を言い、「居空き」は住人が家にいるにもかかわらず、隙をついて侵入することです。
これらのうち、「空き巣」が盗聴器の設置に最も利用される方法です。なぜなら、盗聴器の設置には時間が必要であり、設置中に見つかるリスクを避けるためです。
たとえ何も物を取っていないとしても、無断で他人の住居に侵入していますから、「住居侵入罪」が成立します。
参考:防犯情報のポータルサイト−防犯ランド
防犯対策の具体的な方法
なぜなら、盗聴犯は意外にも知り合いが多く、自分の正体がバレることを恐れるからです。
防犯カメラを設置することで侵入者が侵入を思いとどまる可能性が高いでしょう。
さらに、ドアと窓の防犯対策も重要です。空き巣の侵入経路第一位は窓で、次に出入り口となっています。侵入に時間をかけさせる工夫をすることで、侵入を諦めるよう働きかけることができます。
ドアの防犯対策
・補助錠を取り付ける
補助錠とは、メインの鍵に追加して取り付けるタイプの鍵です。鍵を増やすことで、侵入に時間をかけさせることができます。
・防犯性の高い鍵に交換する
暗証番号や指紋認証などで解錠をするタイプやピッキングに強いディンプルキーの交換を検討しましょう。
窓の防犯対策
・補助錠を取り付ける
二つ目の鍵を取り付けましょう。鍵が複数あると侵入に時間がかかり、侵入者を焦らせることができるため効果的です。また、クレセント錠はロック付きのものが好ましいです。
・防犯ガラスに替える・防犯フィルムを貼る
防犯ガラスに替えるか防犯フィルムを貼ることで、ガラスを割られて侵入されることを防ぐことができます。
ホームセキュリティを導入する
さらに高度な防犯対策として紹介するのが、このホームセキュリティ。警備会社と契約し、センサーやカメラを設置することで、24時間自宅の警備を行ってくれます。ピッキングやガラス破りなどで不審な侵入を感知すると、ガードマンが現場に駆け付けます。さらに、火災やガス漏れなどを未然に防ぐことも可能です。日頃からの心掛け
そして当たり前ですが、不審な人物がいれば絶対にドアを開けないようにすることが重要です。ちなみにドアガードは空き巣対策にはなりません。紐などで簡単に開けられてしまうため、注意しましょう。
自宅の防犯対策は、自分自身と家族の安全を守るために非常に重要です。特に盗聴器の設置を防ぐためには、今日からでも始められる防犯対策を検討しましょう。