企業に仕掛けられている盗聴器の怖い犯行理由


企業に仕掛けられる盗聴器、犯人の真の目的は何?

盗聴器を取り外し

会社に盗聴器が仕掛けられるなんてありえない、そう思っていませんか?


でも会社って人の出入りが多いですよね。配達の方や清掃の方、派遣社員や契約社員など、多くの人が出入りできる社内という環境は、実はとても盗聴しやすい場所でもあるのです。


それに、正社員の中にも、企業内の情報をライバル企業に売ってやろう、と考えている裏切り者がいる可能性もあれば、最初からスパイ目的で送り込まれてくる新人がいる可能性もあります。


企業にとって、盗聴器による情報漏洩は命取りになりかねません。


今回は、企業の盗聴がどういった目的で行われるのか、を簡単に解説していきます。


盗聴器が仕掛けられている可能性があることを強く認識し、対策を練るためにも、まずは本記事で企業に仕掛けられる盗聴についての基礎知識を学んでいただければと思います。



企業が盗聴器を仕掛ける目的はスパイ!どんな企業がスパイに狙われる?


まずは、盗聴されやすい企業とはどういった企業か、を見ていきましょう。


製品開発などでライバルが多い

盗聴されやすい企業とは、盗聴してまでその会社の情報がほしいと思われるような有力企業です。


もう潰れそうで、何の力もない企業をスパイしようと考える人はあまりいません。盗聴の標的になるのは、製品開発などでライバルが多い企業です。


スパイは情報を盗んでライバルに売ることができるので、そういった企業は狙われやすいと言えます。


社内でも人間関係のトラブルが多い

社内で人間関係のトラブルが多い企業は盗聴されやすいと言えます。


人間関係のトラブルが多く、恨みをかっている人が多い場合には、恨んでいるから盗聴してやろうとか、盗聴して情報をライバル企業に売ってやろう、個人情報を漏洩させて会社をつぶしてやろうと考える人がでてきやすくなります。



侵入する隙が多い

侵入する隙が多い場合には、盗聴されやすくなります。
セキュリティーがゆるく、人の出入りが激しい企業が盗聴しやすいことは想像にかたくないでしょう。



企業スパイの盗聴の標的になる情報とは?


次に、企業スパイが盗聴の標的とする情報とはどういったものか確認します。



1 開発情報

開発情報を知りたい、というスパイはたくさんいます。
たとえば、A社がパソコンを開発していて、B社がライバル企業だとします。


A社はB社よりも性能が高く、安価なパソコンを開発したい、と考えている場合、B社の開発情報を盗みたいと思うかもしれません。


B社に開発研究をさせておいて、A社はその成果を横取りし、開発コストがかかっていないので、B社と同じ性能のものをB社よりも安い価格で売り出すことができれば、A社はB社をだしぬくことができる、というわけです。



2 顧客情報

顧客情報は常に狙われています。
学生時代の名簿などが売り買いされることがある、ということを聞いたことがある方も多いでしょう。


顧客情報はそれにも増して重要です。なぜなら、たとえば、A社の顧客情報をB社が知ることができれば、A社よりも先にB社が営業をかけることも可能になるからです。また、盗聴によってえた顧客情報を流出させることで、その企業の信用を失わせ、廃業に追い込む、という方法でも顧客情報は使用することができます。


3 取引先との会議の内容

取引先との会議の内容が狙われる可能性もあります。
ライバル会社がどのような取引先とどのような仕事を進めようとしているのかを知ることで、目の前の業績についてだけでなくその企業の今後の方向性を予測することができます。

また、これも顧客情報と同じように、盗聴した会議の内容を流出させればライバル会社の信用を落とすこともできるのです。



4 リストラ情報

リストラの情報が標的になる場合もあります。
リストラされた社員の情報をゲットし、リストラされて仕事を探して焦っている人たちに、うまい話をもちかけ、お金を騙し取る、ということを画策している人もいます。



5 役員や社員の個人情報

役員や社員の個人情報が狙われている可能性もあります。たとえば、役員向けに高級マンションなどの営業や資産運用を持ちかける場合もあります。


さらにひどい場合には、役員や社員の住所などを入手し、当人が不在にしている間を狙って強盗を働く場合もあります。



盗聴器が企業に仕掛けられる可能性はある。用心しておこう!

今回は、企業が盗聴される理由をご紹介していきました。企業が盗聴される可能性はゼロではありません。ですから、定期的に盗聴されていないか確認しておいた方がいいでしょう。


簡単に人が出入りできないようにセキュリティを強化し、盗聴器発見機などを使って定期的にチェックをしておきましょう。


心配な場合は、セキュリティ会社に頼んで一度チェックしてもらいましょう。


また、金銭的に余裕がある場合には、セキュリティのプロに定期的にチェックしてもらう体制を作っておくことが望ましいでしょう。


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