盗聴器が設置されやすい場所はどこか?
日本では、盗聴器の売買は合法です。つまり、誰でも簡単に手軽に盗聴器を入手できてしまうのです。
つまり、盗聴の被害にあってしまう可能性も、誰にでもある、ということでもあります。
今回は盗聴器が仕掛けられやすい場所と、盗聴による被害を未然に防ぐ方法について解説していきます。
盗聴されているのではないか、という一抹の不安を感じている方は、この機会にぜひ盗聴器に関する基礎知識をみにつけておきましょう。
盗聴器が仕掛けられやすい場所とは?
まずは盗聴器が仕掛けられやすい場所について確認しましょう。
1 ベッド付近
盗聴器を仕掛けられやすい場所として、ベッドボードの裏側、ベッドの底面、ベッドのそばの電源部分などがあげられます。普段目にしないベッド周辺の死角を見てみましょう。
現代人は朝起きてから夜寝るまでスマホを使いっぱなしです。通話もベッドの中で横になりながらしている方も多いのではないでしょうか。
つまりヒミツを知りたいときには、ベッド付近に盗聴器を仕掛けるのが効率が良いと判断されることがあります。厄介なことですが最近の盗聴器は、小型化が進んでおり、パッと見てすぐさまその正体には気づきにくいものです。
そのため、堂々とベッド付近に盗聴器が仕掛けられていることも珍しくありません。
都合が良いことに、盗聴器を長時間起動させておくための電源も、ベッドの付近にあるでしょう。
2 天井
天井は、盗聴器チェックをまぬがれやすい場所です。
地面から離れているため、天井に穴があいていたりしても、よほど近くにいかなければ気がつくことができません。
天井には、盗聴器の他にも、盗撮用カメラが仕掛けられやすい場所でもあります。
天井に仕掛けておくと、室内が一望できるので、行動の監視にはうってつけなのです。
3 プレゼント
ぬいぐるみや、インテリア、置き時計などの小さなプレゼントを、気軽に、よく知らない人からもらっていませんか?
盗聴器を仕掛けるためには、通常部屋に侵入する必要があります。
よほどの熟練の泥棒でなければ、室内に簡単に入ることはできません。
ですが、部屋に侵入せずとも、盗聴器を仕掛けられる方法もあります。それが、プレゼントを贈る、という方法なのです。
4 トイレ・着替えスペース
公共の場所で盗聴器が仕掛けられやすい場所といえば、トイレや着替えのスペースなど、誰でも簡単に利用できる場所です。
5 郵便受け
室内に入ることができない犯罪者が、盗聴器をしかけるために利用する場所のひとつが郵便受けです。
郵便受けならば、室内に侵入しなくても盗聴器を仕掛けることができますし、室内に近いために、高性能の盗聴器であれば、会話などを録音することが可能です。
6 コンセント
前述したように、盗聴器を長時間起動させておくためには電源が必要になってきます。そのため、コンセント型の盗聴器を仕掛けたり、タップ型盗聴器をコンセントに挿しておく、という方法もあるのです。
7 エアコン
エアコンの上部などを見ることがある人は少ないでしょう。せいぜい年一回の掃除のときくらいではないでしょうか。
あまり見えないところを狙って犯人は盗聴器をしかけます。
そういった意味で、エアコン周りや換気扇付近は、盗聴器が仕掛けられやすい場所だと言えるでしょう。
盗聴器による被害を未然に防ぐには?
1 信頼できない人からのプレゼントを受け取らない
信頼できない人からのプレゼントは、絶対に受け取らないようにしましょう。
2 部屋の掃除はこまめに!
部屋の掃除はこまめに行いましょう。部屋が散らかっていると、室内に変化があっても気がつくのが遅れてしまいます。
3 防犯カメラをしかける
防犯カメラを室外や室内に取り付けることで、盗聴器をしかけようとする犯人の意思をくじくことができます。
防犯カメラを設置するお金も時間もない、という場合でも、ダミーのものを設置しておくだけでも効果は期待できます。
4 盗聴器発見器を使ってみる
盗聴されているかも、と不安がある場合は、盗聴器発見器を使って調べてみましょう。盗聴器発見器はネットなどで気軽に購入可能です。
5 見つけたら警察に連絡を!
盗聴器を室内で発見したら、動かさずにまずは警察に連絡し、取り外してもらいましょう。
そして、事情を話して、被害届を出すなどの対策を行いましょう。
6 引越しを考える
盗聴されていたことが発覚した場合、できれば引越しを考えた方が良いでしょう。
一度侵入されてしまっていたら、再び侵入される恐れがあります。
すぐに引越しができない場合には、鍵だけでも付け替えをしておきましょう。
鍵の付け替えは1万円〜3万円程度で行うことが可能です。
さいごに
今回は、盗聴器が仕掛けられがちな場所と、盗聴器による被害を未然に防ぐ方法についてご紹介してきました。
参考になりましたら幸いです。