盗聴された場合に発生しうる問題とは?盗聴されるリスクを回避するために
みなさんは「盗聴されているかも?」と不安になったことありますか?
盗聴されるリスクがあると分かっていても、「自分には関係ない」と思いがちですが、実際に盗聴は他人事ではなく誰にでも起こりうることです。
その理由はわが国では盗聴器の販売や購入は違法ではなく、ネットなどでも数千円程度で簡単に購入することができるからです。
さらに、最近では盗聴器の高性能化、小型化が進んでいる状況の中で盗聴されるリスクについてきちんと理解しておかないと、思わぬ被害に遭う可能性があります。
ここではそんな、盗聴されるリスクや盗聴を防ぐための対策についてまとめてみます。
盗聴器は簡単に手に入る
誰にでも簡単に盗聴器を手に入れられるのか?と聞かれたら、答えは「イエス」です。
現在、盗聴器は家電量販店やネットで簡単に購入できます。
盗聴器を購入して所持していても、罪に問われることはありません。
また、購入する際に免許を提示する必要もないので、実際にどこの誰が盗聴器を購入し所持しているかというのは分かりません。
それほど、盗聴器を購入するのは簡単だということです。
盗聴のリスクとは
では、盗聴のリスクにはどういう物があるのでしょうか?
個人情報が流出するリスク
盗聴のリスクとして一番考えられるのが、個人情報の漏洩です。
盗聴されてしまったら、住所や勤務先、電話番号や家族構成、関わりのある人、日ごろの行動…など、その人にまつわる何もかもが流出すると言っていいでしょう。
ダイレクトメールや広告などの郵便物が異常に増えたり、名前を悪用されてり犯罪に利用されてしまうというリスクがあります。
小さなことかもしれませんが誰かの愚痴を話した・・・など些細なことが回りに知れ渡ってしまい、人間関係が破綻を起こすというリスクもあります。
個人情報をストーカーに握られるリスク
怖いのはストーカーに盗聴器を仕掛けられてしまい、なにもかも全て把握されてしまうことです。
家だけのみならず勤務地やいつも寄るお店などを知られてしまったら、そのすべてに押しかけや待ち伏せにあってしまうことがあるかもしれません。
また、そのストーカーがあなたの異性関係を知った場合、その相手に対して逆上し、なにか攻撃的な行為をするということが考えられます。
つまり、あなた個人だけに留まらず、あなたの大事な人にまで被害が及んでしまう恐れがあります。
都合がよくない情報が聞かれてしまう
盗聴は盗聴する相手をしぼり行っている場合もありますが、手当たり次第に盗聴器をしかけ、自分にとって都合のいい情報がないか常に探しているケースもあります。
そういったゆすりたかり目的や興味本位で盗聴している人もたくさんいるのです。
興味本位だからこそ、まったく自分には関係ないと言い切れないのが怖いところです。
盗聴器は電波を傍受して聞く形になりますので、犯人は近所の家が空いている時に無作為に仕掛けてまわっていることもあるようです。
そのため、引越し先や新居に最初から備えてあるような物品に、盗聴器が仕掛けられていたりすることもあります。
そして、もしも第三者に知られてしまうと困るような話題について盗聴されてしまったときには、その情報を元に脅され恐喝されるリスク、また問答無用にばらまかれ名誉を破損されてしまうリスクなどがあります。
自宅に人がいるかどうか知られてしまう
自宅に盗聴器が仕掛けられるリスクとして、どんな会話をしているか聞かれるという使い方以外に、自宅に人がいるかを確認するために盗聴器を設置されるケースもあります。
泥棒が下見に時に盗聴器を仕掛け、自宅にいない時間のルーティンを知られてしまうと、その時間を狙って盗みに入られたりします。まだ、無人ならまだしも、小さな子供や、か弱い女性しか在宅しない時間を狙い、強盗に入られてしまう 人命に関わる重大なリスクがあります。
勤め先の企業秘密が漏れてしまう
仕事の内容は、家族にすら言ってはいけないというかん口令が敷かれている会社も少なからずありますよね。
自宅の個室なら誰にも聞かれないので、なにか会社の対応を電話で指示するという自体は誰にでもあり得ることです。
しかしその電話が盗聴されていたとしたら、もしかしたら勤め先の企業秘密まで知られてしまうかもしれません、インサイダー取引などにつかわれててしまった場合は、会社の損失が把握できないほど、大きくなってしまうことがあるかもしれません。
企業情報が漏れてしまうリスク
企業そのものをねらって盗聴されてしまった時は、そのリスクははかり知れません。
会社の会議室などに盗聴器が仕掛けられると、これから発売する新商品や今後の企業戦略の重大な情報が漏れてしまいます。
その情報を、インサイダー取引などの材料にされてしまうことや、同業他社が技術や知識を盗むこともありえます。
また、盗聴により会社で取り扱っている顧客の個人情報が流出した場合は、企業が守秘義務を怠ったとして、多額の損害賠償を負うことになります。
企業自体が被害者であっても、社会的な責任を問われるリスクが大いにあります。
盗聴を防ぐには
部屋の中に変化がないかチェックする
盗聴器でよくあるのがコンセント型です。
一見すると、ふつうのコンセントとなんら変わらないので盗聴器と気づくことはありません。
また、最近だと利用頻度の高い延長コード型のコンセントに装備されているものが多いので、知らないうちにすり替えられていることもあります。
部屋の中にあるコンセントや延長コードが自分が買ったものと変わっていないかどうかチェックしてみるといいでしょう。
プロに依頼し探してもらう
以上が自分で盗聴器を発見し盗聴を防止する方法ですが、より確実に盗聴器を見つけたいならプロに依頼し調査してもらうのがいいでしょう。
探偵事務所などのプロは高精度の機材を使って、一般的な盗聴器の他に最新式の受信機なども発見することができます。
自宅や会社などで盗聴器がしかけられているのか不安な場合は一度プロに相談してみるのもおすすめです。
まとめ
盗聴されるリスクについてや、盗聴を防ぐための方法などをまとめてみました。
盗聴なんて自分に関係ない…と思われている方がほとんどかと思います。
ですが、実際には盗聴は一般のご家庭などどこにでも存在しています。
毎日の生活を穏やかに過ごせるよう、盗聴被害を防ぐようにしましょう!
盗聴被害を防ぐためにも今一度身の回りをチェックしてみてくださいね!