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盗聴器発見業者はどのように選べばいいのか?
盗聴の調査なんて考えたこともないし、この先することもない。
そんな方がほとんどだと思いますが、盗聴器被害は他人事ではありません。
引っ越しをしたとき、空き巣の被害に遭ったとき、なんとなく誰かの視線を感じるというとき、同居人と別居したとき・・・。実は、盗聴器が仕掛けられていないか怪しむタイミングはこんなにも。
今や、盗聴器は安価で手に入るため、簡単に仕掛けることができます。そのため、「盗聴行為は誰にでもできる」といっても過言ではないでしょう。
自宅や会社に盗聴器が仕掛けられていないか不安に思う人は、盗聴器発見業者に調査を依頼すると、仕掛けられた盗聴器を見つけることができるかもしれません。
最近では、ホームセキュリティ業者が盗聴発見サービスを行っていることもありますので、引っ越しのタイミングで盗聴器調査を依頼するのも良いでしょう。
しかし、盗聴器発見業者は沢山あります。
どの盗聴器発見業者に調査を依頼したらいいのか迷ってしまうこともあると思います。
このページでは、盗聴器発見業者を選ぶ際に考慮すべき点について解説していきます。
盗聴器発見業者では、調査料金の違いから発見できる盗聴器の種類などに違いがあり、業者の選び方は盗聴器の発見確率にも大きく影響します。
コストに見合った業者を探すのは当然ですが、コスト以外で何に注意して盗聴器発見業者を選べばいいのかをご紹介します。
盗聴器発見調査の料金から選ぶ
はじめて盗聴器発見業者を決める場合、盗聴器発見調査の料金から選ぶのが、一番簡単な方法といえます。
盗聴器発見調査の料金は、およその金額を各業者のホームページなどで確認することができます。また、見積りを依頼すれば、より詳細な金額を確かめることもできます。
ただし、盗聴器発見調査の料金で盗聴器発見業者を選ぶ際は、料金設定の何を見れば盗聴器発見業者の料金実態を比較できるのかを知る必要があります。
盗聴器発見調査の料金から選ぶ際のポイントとして以下のものがあります。
- 盗聴器発見調査を行う場所の広さ
- 盗聴器発見調査に使う機材
盗聴器発見調査の料金では、調査を行う場所の広さによって料金が変化します。
よくある1Rアパートの場合、広さは20uというのが広さの基準になると思います。
この20uを調査した場合、相場は2万円〜3万円程度となります。
また、会社など広い敷地を持つ場所では、倉庫1棟、ビル1棟を調査する場合もあります。
この場合は、総敷地面積や調査を行うビルの階層ごとの面積で、調査料金を個別に見積りしてもらう必要があったりします。
調査を行う場所の広さが、料金に大きく影響する一方で、盗聴器発見業者が調査に使う機材でも料金が異なる場合があります。
例えば、広帯域受信機でもハンディタイプと据え置きタイプの2種類がありますが、据え置きタイプのほうが性能も高く、操作も複雑で調査を行う者に技術が必要です。
機材の良し悪しと、その調査を行う技術者(調査員)の質などが料金に影響するのです。
盗聴器発見調査の料金は、調査を行う場所の広さが影響しますが、その広さに対しての料金は、各業者で違うため、必ず料金の相場を確認してから、見積りを依頼するようにしましょう。
業者が発見できる盗聴器の種類で選ぶ
盗聴器発見業者に調査を依頼するなら、必ず盗聴器を見つけて欲しいと思うはずです。
しかし、盗聴器発見業者の持つ機材によっては、発見が難しい盗聴器もあります。
発見の難しい盗聴器にはどのような種類があるのかをご紹介します。
- ステルス盗聴器
- リモコン盗聴器
- デジタル盗聴器
- 有線盗聴器
ステルス盗聴器は、見た目が盗聴器とわからない物でいろんな種類があります。
例えば、
- コンセントタップ
- 置き時計や掛け時計
- ボールペン
など。見た目はどう見ても盗聴器とはわからない物なので、素人だけでなく盗聴器発見業者でも見ただけで盗聴器と判断するのは難しい盗聴器です。
リモコン盗聴器
リモコン盗聴器は、盗聴器の電源のON/OFFを自由に切り替えることができます。
盗聴器の電源がOFFの状態では、盗聴器発見機では発見することができません。
また、電源がONの状態で盗聴電波が発信されていたとしても、そのタイミングを逃してしまうと盗聴器を発見することができません。
ただし、知識のある人物が専門的な機器を使うことで、リモコン盗聴器を検出することは可能です。例えば、KRT-800Rなど、電源を強制的にオンにする機材を使用することで各段に見つけやすくなります。
デジタル盗聴器
デジタル盗聴器とは、アナログ電波ではなく、デジタル電波を使った盗聴器のことで、このデジタル盗聴器は従来の盗聴器発見機では電波を感知することができても、盗聴されている内容を傍受して聞くことができません。
デジタル盗聴器は、携帯電話を改造して使われている物などがあり、携帯の電波を使っていると、盗聴以外の電波と判別するのが大変難しくなります。
そのため、デジタル盗聴器を発見するためには、デジタル電波を感知することができる盗聴器発見機だけでなく、盗聴器発見調査を行っている周辺でどのような電波が発信されているのか判別する手段が必要になります。
有線盗聴器
有線盗聴器とは、コンクリートマイクなどを使った盗聴器のことで、こちらの盗聴器も電波を感知するタイプの盗聴器発見機では見つけるのが難しいため、特殊な盗聴器発見機材が必要になります。
このように、発見が難しい盗聴器を見つけるためには、特殊な機材を使わなくてはならないため、どのような盗聴器に対応できるのか、盗聴器発見業者の機材を確認しておくのは大変重要です。
盗聴器発見業者の持つ資格や実績で選ぶ
盗聴器発見業者は、盗聴器を発見することが仕事ですが、見つけた盗聴器を撤去できる業者と撤去できない業者があることをご存知でしょうか?
例えば、盗聴器発見調査を行って、コンセント内部に盗聴器が仕掛けられているのが見つかった場合、その盗聴器を一刻も早く取り外してもらいたいと思うはずです。
しかし、このコンセント内部に取り付けられた盗聴器を撤去するためには、第二種電気工事士の資格を持つ者でないと、コンセント内部を触ることができません。
この第二種電気工事士の資格を持つ盗聴器発見業者なら、コンセントに取り付けられた盗聴器も取り外すことができますが、資格を持つ者がいない盗聴器発見業者は、撤去を行うために電気工務店に依頼する必要があります。
第二種の電気工事士免許は、一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。
このように、盗聴器発見業者は違いがあるため、盗聴器発見業者を選ぶ際には盗聴器の撤去作業もできる業者か確認を取っておく必要があります。
また、盗聴器発見業者が保有する資格も大切ですが、盗聴器発見業者の実績も大切です。
近年では電波式の盗聴器だけでなく様々な盗聴方法が出回っています。
特に、スマホを使った新しい盗聴について、まだ危機感を持つ人が非常に少ないと感じます。
スマホ以外でも自宅や会社に置かれているWifiやインターネット回線から情報を盗聴されている危険もあります。
このような新しい盗聴に対してどのような対策が取れるのか、盗聴器発見業者を調べる場合は、セキュリティ対策や情報セキュリティに関する実績を持つ業者も探しておく必要があります。
これらの盗聴器発見業者の選び方を参考に、これからより詳しく盗聴器発見とその業者についてご紹介したいと思います。